25日午後3時35分頃、長崎県諫早市高来町の渓谷にある観光地「
轟
( とどろき ) の滝」付近で「崖崩れが起きた」と近くの人から110番があった。県警諫早署によると、長崎市の母娘3人が巻き込まれ、40歳代の母親と小学生の娘は搬送先の病院で死亡が確認された。中学生の娘は土砂から顔が出た状態で見つかって救助され、けがをしているが、意識はあるという。
諫早署によると、3人は滝に通じる遊歩道を歩いていたとみられる。崖の土砂は高さ約10メートル、幅約20メートルにわたって崩れた。3人のほか、父親と小学生の息子を含めた家族5人で観光に来ていたとみられる。
諫早市から委託を受けて遊歩道などを清掃する「諫早観光物産コンベンション協会」によると、市内で23~24日に雨が降ったため24日午後に協会職員が遊歩道の状況を確認していた。落石や崖の壁面からの流水などはなく、市などは遊歩道の立ち入り禁止の措置はとらなかったという。
市や協会は遊歩道への立ち入りを規制する基準などを設けていないが、今月の大雨で轟の滝を正面から見ることができる橋の手すりが曲がったため、13日以降、この橋を通行止めにしていた。ただ、橋の近くから滝を見物できたという。
轟の滝がある「轟峡」は大小約30の滝が連なり、年間約3万8000人の観光客が訪れる。