甲府市は24日、甲府地区消防本部南消防署の20代男性消防署員が新型コロナウイルスに感染したことに関連し、他に職場の同僚3人と知人女性1人が陽性と分かり、クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。体調不良を自覚した後も上司に報告せず、救急隊員として勤務していた署員もいた。県内感染者はこれで84人(再陽性者を除く)。
クラスター認定は4月10日以来。新たな感染者の濃厚接触者は計10人おり、同市は感染の有無を調べている。同消防本部では感染防止対策を施していたとしているが、結果的に防げなかった。体調不良は報告するよう署員に求めていたが、徹底されていなかった。
県内では最近半月で10人の感染が分かった。急増しているうえ、4連休中で県内外から人出が増えていることを踏まえ、長崎幸太郎知事も24日、記者会見。店舗や利用客に感染防止対策の徹底を呼び掛け、特に夜の街での注意を求めた。商業施設や宿泊施設に対しては「客がマスクの着用や検温を拒否した場合、断固として入店拒否を」と強く訴えた。
Go Toトラベルが展開中でもあり、富士五湖地域にある店舗の男性支配人(40代)は「連休で県外客も増えてうれしいが、感染者が出ないか不安もある」と語る。同店は東京都や神奈川県の客が多い。マスク着用を求めて反論されたこともあるという。男性は「店を利用する方も感染対策に強い意識を持ってほしい」と話した。【金子昇太】