専門家らによる新型コロナウイルス感染症対策分科会は5日、「お盆休みの時期が迫っている中、次の分科会開催を待たず、私どもとして政府に対し、以下、提言を行うこととしました」として「お盆休みにおける帰省等のあり方について」と題した提言を発表した。
提言は「お盆休みに帰省した場合、高齢者と接する機会や飲酒・飲食の機会も多くなることが考えられます。したがって、新型コロナウイルス感染が広がっている現状では、帰省する場合には、『基本的感染防止策（手指消毒やマスク着用、大声を避ける、十分な換気など）』の徹底や三密を極力避けるとともに、特に大人数の会食など感染のリスクが高い状況を控えるなど、高齢者等への感染につながらないよう注意をお願いします」とした。
さらに「そうした対応が難しいと判断される場合には、感染が収まるまで当分の間、オンライン帰省を含め慎重に考慮していただきたいと思います。また、そもそも、発熱等の症状がある方は、帰省は控えて下さい。感染リスクが高い場所に最近行った方は、慎重に判断して下さい」と注意を呼びかけたうえで「以上のメッセージを政府として国民に是非発信していただく必要があると考えています」とした。
分科会の提言ポイント
・お盆に帰省する場合は、手指消毒やマスク着用など感染防止策を徹底
・大人数の会食など感染リスクが高い状況は控える
・感染防止策徹底が難しい場合は、オンライン帰省を含め慎重に考慮を
・発熱など症状がある場合は帰省を控える
・感染リスクが高い場所に最近行った人は慎重に判断を