東京都新宿区で昨年12月、路肩に止まっていたハイヤーに「はとバス」(東京)の観光バスが追突して乗り上げ、ハイヤーの男性運転手=当時(52)=が死亡した事故で、警視庁新宿署は5日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、観光バスを運転していた男(38)を書類送検した。
同署によると、事故後の検査で、男がインフルエンザにかかっていたことが判明。事故当日の出発前の点呼では市販薬を飲んでいたが、健康状態には異常がないと報告していた。新宿署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで運転手を現行犯逮捕後、検査入院のため釈放していた。
送検容疑は、昨年12月4日午後6時35分ごろ、新宿区西新宿の交差点付近で、路肩に止まっていたハイヤーに追突して乗り上げ、男性運転手を死亡させたとしている。