昨夏参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反罪に問われた衆院議員で前法相、河井克行被告(57)=自民離党=と妻の案里被告(46)=同=の初公判の時期について、起訴から間もなく1カ月となる6日になっても見通しが立たないことが、関係者への取材で分かった。
夫妻の公判は迅速な判決を目指す「百日裁判」で審理される。夫妻は先月8日に起訴され、公選法の規定では、初公判は起訴から30日以内に開くとされるが、事件関係者が多く、証拠が膨大なことなどから、検察側と弁護側の間で公判の進め方について折り合いがつかないという。
[時事通信社]