国内では10日、新たに839人の新型コロナウイルス感染者が確認され、クルーズ船の乗船者を含めた累計感染者数は5万人を超えた。過去16日間で約2万人増えており、増加ペースに歯止めがかからない状況が続いている。
死者は沖縄県などで新たに判明し、累計で1067人となった。
東京都では10日、感染者が新たに197人確認された。200人を下回ったのは2週間ぶり。一方、入院患者数は1682人で、記録がある5月12日以降で最多。重症者は24人で前日より1人増えた。
大阪府は、大阪商業大高校(東大阪市)の運動部で、これまでに男子部員9人の陽性が判明したと発表した。府はクラスター(感染者集団)とみている。
国内で初めて感染者が確認されたのは1月16日。3カ月後に累計1万人を超え、政府の緊急事態宣言発令で新規感染者はいったん減少したが、飲食店の営業再開など経済活動が活発化すると再び増加に転じた。7月下旬に累計3万人に達した後はほぼ連日、全国の合計が1000人超で推移している。
[時事通信社]