防衛省、飲酒伴う会合禁止 業務の打ち合わせなども 感染拡大に危機感

防衛省や自衛隊で、新型コロナウイルスへの感染拡大スピードが加速している。8月に入り、7月のおよそ3倍のペースで感染者が増えている。防衛省は、接待を伴う飲食店への立ち入りや宴会に続き、飲酒を伴う会合についても11日から実質禁止した。
防衛省や自衛隊で確認された感染者数は10日時点で83人。このうち32人は8月1~10日に判明した。この10日間で、7月の1カ月間(37人)に迫る勢いとなっている。
防衛省は7月31日、全国の自衛官や事務官に対し、キャバクラやクラブの利用や宴会参加を「厳に慎む」よう求める通達を出した。併せて7月1~30日の感染者数29人を超えれば、飲酒を伴う業務の打ち合わせなどの会合も同様の措置を取ると通知していた。8月10日時点でこの数字を超え、実質禁止となった。河野太郎防衛相は翌11日の記者会見で「超えたら一段厳しくする、超えないように頑張れと数字を示したが、超えてしまった。感染の拡大ペースが上がっている。自衛隊の即応性に影響が出ないようにしなければいけない」と危機感をあらわにした。
4月に緊急事態宣言が出た際、防衛省は駐屯地・基地からの外出を制限した。河野氏は「かつてのように『基地から出るな』は大きなストレスになる。部隊としてもなるべく避けたいだろう。外で食事を取る『会食』はなるべく認めてあげたいと思う」と述べた。一方で感染拡大が続き、そのスピードが上がる場合は「地域によって、厳しい対応を取らざるを得なくなる可能性は否定できない」とも語った。【松浦吉剛】