「はやぶさ2」カプセル オーストラリア政府が着陸許可 12月6日大気圏突入

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、探査機「はやぶさ2」のカプセルをオーストラリア南部の砂漠地帯に着陸させる許可を、同国政府から得たと発表した。カプセルには小惑星リュウグウで採取した試料が入っている。カプセルは、12月6日に地球上空で探査機本体から切り離されて大気圏に突入し、着陸後に回収される。
許可の発行は8月6日付。JAXAの山川宏理事長は「許可をいただき大変光栄。回収ミッションの成功に向け、より一層豪州との連携を深めながら準備を進める」とコメントした。
JAXAは2019年8月に着陸許可を申請した。その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、オーストラリアは海外からの入国を原則禁止にした。回収部隊は日本から向かうことになっており、調整が続いていた。
はやぶさ2は地球への帰還に向け、主エンジンのイオンエンジンによる飛行を続けている。探査機本体はカプセルを投下した後、小型小惑星の観測のため新たな探査に向かう。【池田知広】