言い伝え残る盛岡の商店街に「妖怪の足跡」 外出控える高齢者に「楽しみながら歩いて」

盛岡市の肴町商店街で20日、岩手大の学生や地域の子どもたちが「妖怪の足跡」のステッカーを商店街の地面に貼った。新型コロナウイルスの影響で外出を控える傾向にある高齢者に楽しみながら歩いてもらい、健康維持のきっかけにしようという取り組みだ。
「高齢者のための商店街づくり」を掲げる同商店街が、岩手大の地域課題解決プログラムに応募した。肴町周辺には「妖怪が大飢饉を予言してくれたおかげで、飢えずに済んだ」という言い伝えが残る。同大人文社会科学部の田中隆充教授(51)のゼミで商品デザインなどを学ぶ学生3人がこの話にちなみ、妖怪の足跡のデザインを考えた。
足跡をたどる道は長さ365メートルの商店街の端から端までを結ぶ。同大3年の石輪玲奈さん(20)は「丸いハート形の足跡をデザインした。たくさん歩いて健康になってほしい」と期待した。田中教授は「誰も見たことがない妖怪だからこそ想像が膨らむ。足跡から想像した妖怪のデザインを募集し、キャラクター化するイベントも考えている」と話した。【山田豊】