埼玉・小4男児の死因は頸部圧迫の窒息 遺体発見現場の前は空き部屋

さいたま市見沼区大谷の教職員住宅で市立小4年、進藤遼佑(りょうすけ)さん(9)の遺体が見つかった殺人事件で、遺棄されたスペースは、自宅の向かい側にある空き部屋のものだったことが19日、捜査関係者などへの取材で判明した。また司法解剖の結果、進藤さんの死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息で、ひものようなもので絞められた痕があった。埼玉県警は、何者かが別の場所で進藤さんの首を絞めて殺害後、発覚を遅らせようと遺体を隠した可能性があるとみて調べている。
教職員住宅は3階建ての集合住宅で、進藤さんは2階に住んでいた。住宅を管理する県によると、遺体が見つかったスペースは水道管や水道メーターが収納されている「メーターボックス」と呼ばれ、高さ約180センチ、幅50~60センチ、奥行き30~40センチ。鍵はついていない。捜査関係者によると、ボックスは各戸にあるが、遺体が見つかったボックスは、空き部屋のものだった。
県警によると、遺体はボックス内で座り込むような姿勢で見つかった。自ら中に入って閉めることは難しいとみられる。進藤さんが襲われたり、助けを求めたりする姿の目撃証言は現場周辺で得られておらず、県警は何者かが別の場所で襲い、ボックス内に遺体を運んで遺棄した可能性が高いとみて調べている。【平本絢子、中川友希、鈴木拓也】