2019年に愛知県内で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展を巡る対応に問題があったとして、芸術祭実行委員会会長を務めた大村秀章知事の解職請求(リコール)を目指す「愛知100万人リコールの会」が25日、署名集めを開始した。
当初は1日に開始する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県の緊急事態宣言発令を受け、24日の宣言解除を待ってのスタートとなった。同会の会長で、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は「街頭では、署名に使うボールペンを一人一人に持ち帰ってもらうなど感染対策に気をつけて活動する」と語った。
25日の県庁前での街頭活動には、リコールを応援する名古屋市の河村たかし市長も参加。報道陣に「権力の暴走を止めようとしているのはこちら。名古屋市民の名誉を守らなければならない」と強調した。
県の6月時点の試算によると、リコールには、県内の全有権者約613万人中、86万5000人余の署名が必要。2カ月以内に必要数に達すれば住民投票が実施され、過半数の賛成で失職となる。大村知事は25日の記者会見で「特段コメントはない」と話した。【野村阿悠子、岡正勝】