山口県は26日、同県山陽小野田市の接客を伴う飲食店スタッフと客に新型コロナウイルス感染が相次ぎ、県内初のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。この日までに同店関連で感染が判明したのは客10人とスタッフ4人の計14人。県は、同店がある同市日の出地域で酒類を出す飲食店約70軒の全従業員を対象にPCR検査を進める。
この飲食店を巡っては、25日までに来店客6人、スタッフ4人の感染が判明。26日の発表では、来店客で山陽小野田市や山口市に住む20~70代の会社員や自営業の男性計4人の感染が新たに分かった。また、店外でスタッフと接触した同県宇部市などの男女3人(20~40代)の感染も確認した。
同店内ではスタッフが接客中にマスクを着用しないなど不十分な点があったとみられる。同店は16日から営業を停止しており、県はスタッフと来店客は把握できているとして、店名は公表していない。
村岡嗣政(つぐまさ)知事は26日の記者会見で「2次感染も認められ、感染者(客)が別の店も利用している。迅速な検査を実施し、感染を封じ込めたい」と述べた。
この日、県はクラスター関連も含めた15人の感染確認を発表。1日あたりの県発表分としては過去最多となった。【降旗英峰】