自殺志願者を狙ったとみられる強盗殺人事件で、逮捕された男女が大量の睡眠薬や練炭を準備していたことが、捜査関係者への取材でわかった。この男女に自殺願望はなかったとされ、群馬県警は、金品を奪うために集団自殺をするかのように見せかけたとみている。
この事件では川崎市多摩区、無職
清野
( きよの ) いつきさん(48)の遺体が群馬県中之条町四万の川で今月5日に見つかり、死体遺棄容疑で逮捕されていた住所不定、会社員
小船
( こぶね ) 治(34)と埼玉県久喜市、無職山本
結子
( ゆいこ ) (30)の両容疑者が27日、強盗殺人容疑で再逮捕された。
捜査関係者によると、使われた車の中から大量の睡眠薬が見つかった。一部は使用済みで、SNSで自殺志願者として誘い出され、清野さんとともに両容疑者と7月31日に合流した20歳代の女性がその後自ら飲んだという。女性は、清野さんが暴行を受けて橋から川に落とされた当時は
昏睡
( こんすい ) 状態だったとみられる。
車内には練炭もあり、女性は調べに「寝ている間に4人で練炭自殺をすると思った」と話しているという。