自民党は1日の総務会で、安倍首相の後継を選ぶ党総裁選の方式を協議し、全国一斉の党員投票を行わず、両院議員総会で選出することを決めた。
両院議員総会での選出は、党則で「特に緊急を要する」場合に限り認められている。この場合、同党の国会議員394人(衆参両院の議長除く)と、各都道府県連の代表者各3人(141人)による投票で決まる。
総務会では、首相の退陣に伴う政治空白を極力短くする必要があるなどとして、両院議員総会で選出することで一致した。また、各都道府県連の態度決定にあたっては、独自の党員による投票実施などを通じて、党員の意向を反映するように促す方針も確認した。
総務会に先立ち、二階幹事長は1日午前の記者会見で、「首相の体調を考えれば、一日も早く後継総裁を決めることが必要だ」と述べ、両院議員総会で選出したい意向を表明していた。
両院議員総会での選出は国会議員票と同数の「党員票」で争う正式な総裁選に比べ、国会議員票の比重が高まるため、中堅・若手議員からは「全党員に開かれた総裁選が必要だ」などとして、全国一斉の党員投票を求める動きが出ていた。