金沢大学(金沢市)は、理工研究域の教員が出張先で、学生や卒業生、教員ら1953人の個人情報約25万件が保存されたノートパソコン1台を紛失したと発表した。現時点で個人情報の不正使用は確認されていないとしている。
発表によると、教員は今年2月29日、出張先のスイス・ローザンヌの路上で、パソコンが入ったカバンを盗まれた。パソコンには、教員が担当した学生や卒業生らの顔写真、成績、住所、氏名、生年月日、携帯電話番号などの個人情報が保存されていた。
教員は個人情報の学外への持ち出しについて、管理責任者の許可を得ておらず、パスワードを設定するなどの安全対策も取っていなかったという。現地の警察に盗難届を出したが、パソコンは見つかっていない。
金沢大は「関係者の皆様に深くおわびし、再発防止に取り組む」とのコメントを発表。パソコンの紛失から半年たって公表したことについては、「事実関係の確認に多大な時間を要した」と説明している。