群馬県内で8月下旬以降、ナシが大量に盗まれる被害が相次いでいることが県警などへの取材でわかった。被害は県警が把握しているだけで約600個に上り、窃盗事件として捜査している。
県警やJAによると、ナシの被害は、藤岡市の農場で8月23~24日に約50個、「里見梨」の生産で知られる高崎市の榛名地区の農場で8月31日未明に約150個、9月3日未明に約400個が盗まれた。道路に面した木が狙われ、地面には複数の実が散乱していた。
このほか、榛名地区の農場では8月下旬に高級品種のブドウ「シャインマスカット」100房が盗難被害に遭ったという。これら以外にも被害が出ている可能性もある。
あるJA関係者は「毎年果物が盗まれる被害はあるが今回のような大量の被害はなかった。転売するにしても盗まれた果物は収穫時期より少し早めのもので追熟(ついじゅく)もしないのに……」と首をかしげる。【菊池陽南子】