「まだ復旧進んでいないのに」九州豪雨被災地も厳戒 対策急ぐ 台風10号

7月の九州豪雨の被災地では5日、台風10号の接近に備え、住民やボランティアらが急ピッチで対策を進めた。住民からは「また被害が出なければいいが……」と不安の声が聞かれた。
球磨(くま)川の氾濫で大規模な浸水被害が出た熊本県八代市坂本町地区では午前10時過ぎから、ボランティア約10人が作業を開始。水はけがよくなるよう、側溝に詰まった土砂を掘り出した。ボランティアを依頼した水本正一さん(69)によると、地区の高齢者らは親族の家などに避難を進めているといい「まだ復旧が進んでいない地域なので、また台風で被害が広がったらどうしようかと不安になる」と話した。
道路の復旧作業を進める工事業者は、土砂の流出を防ぐため、崩れたのり面をビニールシートで覆った。【浅野翔太郎】