福岡県の小川洋知事は10日開会した県議会9月定例会の冒頭、新型コロナウイルスに感染し回復した人を「無罪放免」と発言したことや、感染防止対策のため飲食店に5万円を支給する事業の実施時期を当初7日としながら撤回したことを謝罪した。
小川知事は8月20日の記者会見で「無罪放免」と発言したことに「ウイルスに感染したことが罪であるととらえられかねない不適切なもの。感染した方が差別を恐れて受診をためらうことにつながりかねない。知事であり新型コロナウイルス感染症対策本部長であるにもかかわらずこのような発言をしたことを深く反省している」と陳謝した。
飲食店5万円支給 撤回も「深く反省」
飲食店への5万円支給では「実施時期は事前に県議会に相談し理解を得るべきであったが、できなかったため撤回した。事業者に混乱を生じさせ、県議会との信頼関係を損なう結果となったことを深く反省しおわびする」と述べた。県は新たな実施時期を明らかにしていない。
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県議会9月定例会は10日開会し、コロナ対策費など総額637億円の一般会計補正予算案や県希少野生動植物保護条例など24議案が提案された。会期は10月14日まで。【吉住遊】