福井市の住宅で高校2年の冨沢友美さん(16)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同居の祖父、進容疑者(86)が「口論になりカッとなってやった」と容疑を認めていることが、捜査関係者への取材で明らかになった。事件当時は飲酒していたとみられ、福井県警は酔った進容疑者が衝動的に襲った可能性もあるとみている。
捜査関係者によると、友美さんは2階建て住宅の1階で倒れていた。鋭利な刃物で上半身を数カ所刺されたとみられる。事件後、進容疑者から電話で連絡を受けた友美さんの父親が駆けつけ、110番して発覚した。進容疑者は酔っていたとみられる。
近隣住民によると、友美さんは福井市内の別の場所で両親らと暮らしていたが、7月ごろに進容疑者宅に移り住み、2人暮らしだった。事件数日前の夕方には、家から出てきた友美さんが「じいちゃん、ご飯」と声を掛ける姿が目撃されており、食事をつくるなど普段から進容疑者の世話をしていたとみられる。父親は友美さんが通う高校に「家族の都合で親戚の家で暮らしている」と伝えていた。
県警は12日、進容疑者を福井地検に送検。2人の間のトラブルに着目して詳しい動機を調べている。【大原翔】