安倍晋三首相(65)の後継を選ぶ自民党総裁選(14日投開票)は、大本命の菅義偉官房長官(71、無派閥)が、国会議員票の7割以上を固めるなど、岸田文雄政調会長(63、岸田派)と、石破茂元幹事長(63、石破派)を大きくリードしている。このまま菅氏が勝利すれば、来週16日には「菅義偉内閣」が発足する。新型コロナウイルスの感染拡大と、日本経済の回復という喫緊の課題を抱えて、どんな顔ぶれになりそうか。最新の永田町情報を探ると、国民的人気の高い、河野太郎防衛相(57、麻生派)や、小泉進次郎環境相(39、無派閥)らの名前も浮上している。 ◇ 「(新総裁・新首相に選ばれた場合の)人事は適材適所でやるものだ。どのような点を重視するかは、改革意欲のある人を、まず優先して考えたい。専門的立場の人も優先した方がいいだろう」 菅氏は8日、党本部での共同記者会見で、こう語った。党内7派閥のうち5派閥の支持を得て、終始優勢に選挙戦を進めており、永田町の関心は人事に移っている。 組閣をめぐる最新の永田町情報は別表の通りだ。 安倍首相が、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を受けて任期途中で辞任表明したうえ、新型コロナ禍という緊急事態もあり、麻生太郎副総理兼財務相(79、麻生派)や、茂木敏充外相(64、竹下派)、新型コロナ対応にあたる西村康稔経済再生相(57、細田派)、1年延期された東京五輪・パラリンピックを担当する橋本聖子五輪相(55、細田派)らは留任とみられる。安倍首相や麻生氏の信頼が厚い甘利明税調会長(71、麻生派)を財務相にという声もある。 政治評論家の小林吉弥氏は「安倍首相の路線継承が前面に出ると、世論は『代わり映えしない』とそっぽを向く。支持率も上がらない。そこで骨格以外は大胆に入れ替え、新鮮味を出すはずだ」と分析する。 最大の注目は、「菅首相」の女房役である官房長官ポストだ。 現時点で、菅氏の推薦人に名前を連ねた河野氏や、菅氏が環境相起用を後押しした進次郎氏、二階俊博幹事長(81、二階派)との「二階-森山ライン」で安倍政権を支えてきた森山裕国対委員長(75、石原派)、菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経産相(64、無派閥)らの名前が浮上している。 小林氏は「森山氏が適任ではないか。派手さはないが、会見をやれば丁寧に答えられる。菅氏とも呼吸が合う」と語る。 河野氏は、防衛相留任や、経産相へのスライドも取り沙汰されている。
安倍晋三首相(65)の後継を選ぶ自民党総裁選(14日投開票)は、大本命の菅義偉官房長官(71、無派閥)が、国会議員票の7割以上を固めるなど、岸田文雄政調会長(63、岸田派)と、石破茂元幹事長(63、石破派)を大きくリードしている。このまま菅氏が勝利すれば、来週16日には「菅義偉内閣」が発足する。新型コロナウイルスの感染拡大と、日本経済の回復という喫緊の課題を抱えて、どんな顔ぶれになりそうか。最新の永田町情報を探ると、国民的人気の高い、河野太郎防衛相(57、麻生派)や、小泉進次郎環境相(39、無派閥)らの名前も浮上している。
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「(新総裁・新首相に選ばれた場合の)人事は適材適所でやるものだ。どのような点を重視するかは、改革意欲のある人を、まず優先して考えたい。専門的立場の人も優先した方がいいだろう」
菅氏は8日、党本部での共同記者会見で、こう語った。党内7派閥のうち5派閥の支持を得て、終始優勢に選挙戦を進めており、永田町の関心は人事に移っている。
組閣をめぐる最新の永田町情報は別表の通りだ。
安倍首相が、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を受けて任期途中で辞任表明したうえ、新型コロナ禍という緊急事態もあり、麻生太郎副総理兼財務相(79、麻生派)や、茂木敏充外相(64、竹下派)、新型コロナ対応にあたる西村康稔経済再生相(57、細田派)、1年延期された東京五輪・パラリンピックを担当する橋本聖子五輪相(55、細田派)らは留任とみられる。安倍首相や麻生氏の信頼が厚い甘利明税調会長(71、麻生派)を財務相にという声もある。
政治評論家の小林吉弥氏は「安倍首相の路線継承が前面に出ると、世論は『代わり映えしない』とそっぽを向く。支持率も上がらない。そこで骨格以外は大胆に入れ替え、新鮮味を出すはずだ」と分析する。
最大の注目は、「菅首相」の女房役である官房長官ポストだ。
現時点で、菅氏の推薦人に名前を連ねた河野氏や、菅氏が環境相起用を後押しした進次郎氏、二階俊博幹事長(81、二階派)との「二階-森山ライン」で安倍政権を支えてきた森山裕国対委員長(75、石原派)、菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経産相(64、無派閥)らの名前が浮上している。
小林氏は「森山氏が適任ではないか。派手さはないが、会見をやれば丁寧に答えられる。菅氏とも呼吸が合う」と語る。
河野氏は、防衛相留任や、経産相へのスライドも取り沙汰されている。