大阪府の吉村洋文知事は17日、竹本直一前IT担当相が16日の退任記者会見で、2度目の「大阪都構想」の住民投票に関して「(前回の否決から)5年しかたっていない。またやるのは早過ぎる」と疑問視したことに対し、「大阪選出の議員として大阪の未来を考えてもらいたい。大臣として不適格だ」と反発した。
2015年の前回投票時は自民府連会長だった竹本氏。「(否決は)大阪市民の意思」としたうえで「中身がほぼ同じで結論が出ている。5年後の国際イベント(大阪・関西万博)を成功させることが大事だ」と持論を述べた。報道陣の取材に吉村知事は、大阪府知事・市長選で「都構想への再挑戦」を掲げ、民意を得たことや、制度案を議論する法定協議会を重ねてきたことを強調。「(選挙に)負ければ終了の状況で何度も後押しをいただいた。その過程を無視するようで非常に残念だ」と語った。
また、河野太郎・行政改革担当相が17日、新閣僚が深夜に及ぶまで首相官邸で順番に就任会見を行う慣例について「さっさとやめたらいい」と発言したことを評価。「地元選出の大臣が情けないことを言っているのとは違う」と竹本氏をやゆし、「あしき慣習を排除し、規制改革を進める使命の趣旨を捉えている」と河野氏を持ち上げた。
初入閣した井上信治・万博担当相には、早期の大阪・関西万博の意見交換や開催予定地の視察を望み「新しい万博を生み出すということでぜひリーダーシップを発揮してほしい」と期待を寄せた。【石川将来】