萩生田光一文部科学相は18日、再任後初めてとなる閣議後記者会見で、安倍晋三前首相の私的諮問機関だった教育再生実行会議の存続について「(菅義偉(すが・よしひで))首相から了解をいただいた」と明かした。菅首相からはデジタル庁設置を踏まえ、教育や科学技術にかかるデジタルの在り方を検討するよう指示を受けたといい、同会議内でデジタルに特化したワーキンググループ(WG)の新設を検討する考えを示した。
同会議には現在、新型コロナウイルス禍後の学校の在り方などを議論する初等中等教育WG、大学でのオンライン教育などを議論する高等教育WGが設置されている。いずれもデジタル化に関する議論が含まれているが、萩生田氏はデジタル化によって「社会の方向性を変える」という菅首相の強い意志があることを明かし、3つ目のWG設置を検討していくとした。
再任に当たって取り組むべき課題には、新型コロナウイルスに続く新しい感染症に向けた対策として、少人数学級の導入を挙げた。コロナ禍後の学校の在り方について「令和のスタンダードを作り上げなくてはならない」と説明した。
また、新型コロナの影響により、大学で対面授業の再開が進まないことにも触れ、「これだけ大学生から危惧する声が上がっているというのは、オンライン授業は現状では限界があるということ」と改めて再開を促した。