昨夏参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の公判が24日、東京地裁であり、広島県安芸高田市の先川和幸・前市議会議長(73)=7月に議員辞職=ら3人の証人尋問が行われた。先川氏は案里被告の夫で元法相の克行被告(57)=衆院議員=から、議長室で現金20万円を受け取ったと述べた。
証言によると、克行被告は昨年3月27日に議長室を訪れ、「妻の案里が参院選に出るのでよろしく」などと話した後、「これを」と言って封筒を差し出した。中には20万円が入っており、先川氏は「受け取れないと伝えたが、克行被告は『まあまあ』と言って立ち去った。市の要望に支障が出るのではと思い、返せなかった」と悔やんだ。
[時事通信社]