カード端末機不正操作、口座残高増やした疑い 広島県警が25歳逮捕 全国初摘発

カード決済端末機を不正操作して口座残高を増やしたとして、広島県警捜査2課は25日、宮城県大崎市田尻蕪栗、無職、小野寺雅人容疑者(25)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕したと発表した。広島県警によると、決済端末機の不正操作で残高を増やす手口の摘発は全国初とされ、容疑を認めているという。
逮捕容疑は2019年12月7日から20年1月18日までの間、デビット機能がある自身の電子マネーカードとキャッシュカードを悪用し、廃業したカード加盟店の決済端末機を計8回にわたって不正操作。電子マネーと銀行口座の残高を計415万円増やしたとしている。県警は模倣される恐れがあることから、不正の詳細について明らかにしていない。
県警によると、容疑者は廃業したカード加盟店(広島市中区)にあった決済端末機を何らかの方法で入手したとみられる。この決済端末機が作動していることを不審に思ったカード会社が、20年1月に県警に相談していた。
北海道、千葉、愛知、大阪、兵庫で所在不明の決済端末機が使われた形跡もあり、被害総額は約1700万円に上るという。広島県警は容疑者から数十の決済端末機を押収しており、関連を調べている。【手呂内朱梨】