神奈川県横須賀市の新港ふ頭を発着するフェリー航路開設に港湾業界が反対している問題で、就航に向けた工事が24日、始まった。港湾運送業者の荷揚げ用器具や自動車などが置かれたままの現地で、旅客ターミナルを整備する東京九州フェリー(北九州市門司区)側が測量などを行った。
市は新港ふ頭の旅客ターミナル建設予定地の用途を「荷さばき地」から「港湾施設用地」に変更。これにより荷さばきでの使用ができなくなったが、荷揚げ用器具などが置いたままになっている。市は撤去を要請したが、業者側は25日にマグロの荷揚げがあるとして応じていない。
地元港湾運送業者で組織する横須賀港運協会はターミナル建設に対し、法的手段で対抗する意向を表明している。鈴木稔会長は「かような強圧的な手法に対しては、不退転の決意で自社を守るべく、立ち退かない決意を固めた」とのコメントを出した。【岩崎信道】