兵庫県警によると、19年に大麻所持などの疑いで摘発されたうち、30歳未満が179人と全体の67・5%を占めた。未成年は39人で、最年少は15歳の男子中学生だった。
若年層の大麻汚染について、県警幹部は「危険ドラッグの規制強化で大麻に流れた。近年はSNSで購入できるようになったことが拍車を掛けている」と指摘。警察庁によると、覚醒剤の10分の1程度で取引されているといい、「興味本位で購入するケースも」(県警幹部)とする。
今年の上半期は105人を摘発。過去最悪だった18年(269人)レベルで推移している。今春には、大麻を所持したなどとして、当時、尼崎南署の巡査だった男(23)が逮捕・起訴された。男は吸引目的だったことを認めた上で、「インターネットで入手方法を調べ、SNSを通じて購入した」と説明。男は懲戒免職となり、有罪が確定した。
県警は学生向けの啓発活動を強化。大学や専門学校に捜査員を派遣し、薬物の危険性を伝える講座を積極的に開催している。昨年は25回開催し、約3400人が受講したという。
県警薬物銃器対策課の担当者は「摘発と啓発の両輪で、若者の薬物乱用を防ぎたい」と話している。