札幌2歳衰弱死 「暴行は母だった」交際相手側、無罪主張 地裁初公判

札幌市中央区で2019年6月、池田詩梨(ことり)ちゃん(当時2歳)が衰弱死した事件で、傷害致死と保護責任者遺棄致死の罪に問われた藤原一弥被告(25)は29日、札幌地裁(石田寿一裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「一切やっていない」と無罪を主張し、検察側と全面的に争う姿勢を示した。藤原被告は同居していた詩梨ちゃんの母親、池田莉菜被告(22)=保護責任者遺棄致死罪で起訴=の交際相手。
起訴状などによると、藤原被告は同年5月上旬~6月5日ごろ、自宅で詩梨ちゃんの頭や顔を殴って頭の骨を折り、体にたばこの火を押しつける暴行を加えた上、莉菜被告と共謀して治療を受けさせず死亡させたとされる。
検察は冒頭陳述で「亡くなる直前までほとんど食事を与えず、全身に暴行を加えた」と指摘。弁護側は「被告は保護責任者でもなく、暴行を加えたのは莉菜被告だった」と反論した。判決は10月16日の見通し。【土谷純一】