「まさか捕まるとは」窃盗被害者宅に防犯カメラ、映ったのは「おもちゃ紙幣」盗む男

愛知県西尾市の民家からおもちゃの紙幣を盗んだ男が逮捕された窃盗事件で、被害宅の女性(78)が取材に応じた。犯行当時、女性は不在で、「まさか犯人が捕まるとは」と驚く一方、「もし犯行に出くわしていたらと思うと怖い」と語っていた。
事件は、7月15日午前4時頃に発生。和室の棚の上に置いてあったおもちゃの紙幣7枚が盗まれ、県警は、室内に設置されていた防犯カメラの映像から容疑者を特定。9月28日になって、同市一色町、自称自営業の男(42)が窃盗容疑などで逮捕された。無施錠の窓から侵入したとみられる。女性と面識はなかった。
女性宅では、6月1日にも22万円が盗まれる被害にあっていたため、防犯カメラをインターネットで約1万円で購入し、犯人に対する警告の意味で、おもちゃの紙幣を銀行の封筒に入れて盗まれた場所に置いた。さらに「ざんねん」「みてるよ」などと書いた紙を別の封筒に入れておいたが、こちらは手がつけられていなかったという。
女性は犯行当時、近くの長男(57)宅で就寝していたが、防犯カメラに映る知らない男を後で見てゾッとしたという。施錠していたつもりだったが不安になり、「今は少しの外出でもしっかりと鍵をかけ、何度も確認するようになった」。さらに近所は顔なじみばかりだったことも、「誰かが見ていてくれる。まさか泥棒なんてという緩みがあった」と心の隙があったと振り返った。
愛知県内の住宅侵入盗は、8月末までに961件発生して全国で6番目に多く、うち325件(33・8%)が無施錠だった。県警は、戸締まりに加え、自宅に現金を置かないようにすることなどを呼びかけている。