給食牛乳に浮かぶ「黒い異物」、学校は飲まないよう指示したが…すでに10人飲む

山形県鶴岡市教育委員会は9月30日、学校給食に納入された瓶入り牛乳(200ミリ・リットル)に、ネズミとみられる体長約5センチの小動物の死骸が混入していたと発表した。生徒が牛乳の蓋を開ける前に気づき、飲んでいないという。
市教委学校給食センターによると、同日午後1時5分頃、市立豊浦中学校で3年生の生徒が、配膳された瓶の牛乳に黒い異物が浮いているのを発見し、教員に伝えた。給食センターが回収し、蓋を開けて確認したところ、異物は干からびた体毛のない死骸だった。頭の形などから生まれてまもないネズミとみられる。
学校は、生徒や教員に牛乳を飲まないよう指示したが、すでに10人が一部か全部を飲んでいた。ほかの瓶から異物は確認されておらず、健康被害もないという。庄内保健所で異物混入の過程や原因を調べている。
牛乳の納入業者は、同校を含めて市内の小中学校5校に学校給食用の牛乳を提供しているが、市教委はこの業者からの納入を一時停止した。