千葉県木更津市のマンションで昨年3月、当時市議だった石川
哲久
( のりひさ ) さん(当時71歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた娘婿の石川祥一被告(45)に対する裁判員裁判で、千葉地裁は7日、懲役15年(求刑・懲役17年)の判決を言い渡した。平塚浩司裁判長は「強固な殺意を持って殺害しており、
執拗
( しつよう ) かつ残忍だ」と述べた。
判決によると、祥一被告は昨年3月9日夜、マンションの哲久さん宅に侵入し、哲久さんの頭部をハンマーで十数回殴ったほか、胸などを包丁で約10回刺したり、切りつけたりして殺害した。
公判で被告側は、起訴事実を認めた一方、当時うつ病が悪化し、正常に物事を理解できる状態ではなかったと主張。「被害者に凶器を奪われたくないという無我夢中の行動だった」と訴えていた。
平塚裁判長は判決で、うつ病による影響は小さいとした上で、「被告の供述は殺害現場や遺体の状況と整合せず、不自然な部分が目立ち、信用できない」と退けた。