新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食業界を支援するため、政府が1日にスタートさせた「Go To イート」のポイント付与事業で居酒屋チェーン「鳥貴族」が迷惑行為の被害に遭っていることが7日までに明らかになった。
事業では、インターネットサイトを通じた予約で1人当たり最大1000円分(夕食時)のポイントが付与される形式になっているが、事業に参加する鳥貴族は基本的に1品298円(税込み327円)のメニューを主力商品としているため、夕食を1品で済ませば、ポイントで差し引き673円分の利益が出ることになる。これに目を付け、同様の迷惑行為を複数店舗、複数回にわたって繰り返している人が相次いでいるようだ。
SNSなどでは「トリキ(鳥貴族の通称)錬金術」「鳥貴族マラソン」などという呼称で話題を集めている。スタートしたばかりの「Go To イート」事業の盲点が悪用され、課題が浮き彫りになった形だ。
加藤勝信官房長官は会見で「国民の皆さんの公平感で見てどうなのか。反することがないように必要な対応を検討している」と述べた。西村康稔経済再生担当相は「公平公正に行われることが大事だ。より良い制度に変えていく必要がある」とした。