遺失物のICカード178枚着服 埼玉高速鉄道が社員懲戒解雇 保管庫から持ち出す

埼玉高速鉄道(さいたま市緑区)は9日、浦和美園駅で保管していたICカード178枚(計約32万円相当)を着服したとして、20代の男性社員を懲戒解雇したと発表した。8日付。カードは駅に届けられた遺失物で、警察署での保管期間を過ぎて同社に所有権が移った還付品だった。
同社によると、社員は9~10月に2回、同駅の保管庫にあったカードを持ち出した。3日に別の社員が数が少ないことに気付き、調査したところ着服を認めた。保管庫は社員なら誰でも入室できたという。「残額をコンビニなどで使い、生活費に充てた」と説明している。既に全額弁済しており、刑事告訴はしないという。
同社は「換金性の高い還付品は本社で保管するなど、再発防止策を講じる」としている。【大平明日香】