太陽光発電事業を行っているように装い、実体のない会社の未公開株を購入させたとして、大阪府警は10日、大阪市東淀川区、会社社長、内田正利容疑者(70)ら男女6人を詐欺の疑いで逮捕した。府警は、全国の約350人から計約6億円を集めていたとみて調べている。
他に逮捕されたのは、内田容疑者の長男で無職、大津成仁容疑者(31)=京都市下京区=ら。内田容疑者は事件後に出国し、10日にフィリピンから帰国して逮捕された。
逮捕容疑は、共謀して2019年8月、府内の50代女性に「太陽光の追尾型発電システムを開発している会社の未公開株が購入できる。公開されれば莫大(ばくだい)な利益を得られる」などとうそを言い、現金200万円をだまし取ったとされる。府警は6人の認否を明らかにしていない。
府警生活経済課によると、内田容疑者らは「ガイアジェネラルカンパニー」など、実体のない会社を複数、登記。ホームページで「マーシャル諸島と協定を結び、発電プロジェクトをスタート」などとアピールしていたが、事業を行った形跡はなかった。会社名を変えながら、知人らを介して出資者を集めていたという。
内田容疑者は今年8月、海外からインターネットを通じて記者会見を開き、「府警の不当捜査で事業が妨害された」などと主張していた。【堀祐馬】