「数十年に1度の大雨」の恐れ 台風14号、伊豆諸島南部に大雨特別警報

台風14号は10日、八丈島の南西の海上を東寄りへ進んだ。この影響で数十年に1度の大雨が予想されるとして、気象庁は同日午後5時、伊豆諸島南部の東京都三宅村、御蔵島村に大雨特別警報を発令した。土砂災害の恐れがあり、厳重な警戒を呼び掛けた。
大雨特別警報は土砂災害の予測精度を向上させるため7月から発令基準を変更しており、新基準に基づく発令は今回が初めて。
気象庁によると、10日午後9時まで72時間の降水量は、三宅村で578ミリ。三宅村と御蔵島村は10日午後、両村全域の計約2700人に避難指示を出した。伊豆諸島南部では11日午後6時までの24時間で300ミリの雨が降ると予想され、菅義偉首相は関係省庁に対し、災害対策に全力で取り組むよう指示した。
台風14号は勢力を弱めながら伊豆諸島南部に接近した後、11日は南寄りに進路を変えて本州から離れる見通し。【田中裕之】