滋賀県甲賀市は9日、市民1人の選挙権と被選挙権を2年3か月間、誤って停止していたと発表した。この間、市民は昨年4月の県議選と同7月の参院選で投票の機会を失ったという。
禁錮以上の刑に処せられると、公選法の規定で選挙権や被選挙権が停止され、刑期を終えれば回復する。ただし、選挙犯罪などを除き、執行猶予がついた場合は対象外だ。ところが、市選管によると、2018年7月、執行猶予がついた判決に関する通知が市民の本籍地の自治体から届き、市選管もよく確認しないまま、選挙権と被選挙権を停止してしまっていたという。
今月18日の市長選、市議補選に向けて7日、回復時期を本籍地の自治体に問い合わせたところ「通知は誤りだった」との回答があり、ミスが判明。市は8日に本人に謝罪した。市は「不要な通知をした自治体と、確認不足だった市の二重のミス」と説明している。