共通テスト、濃厚接触者の受験可能に 症状なければ終日別室で 文科省

大学入試センター試験に代わって今年度初めて実施される大学入学共通テストを巡り、文部科学省は15日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者であっても、症状がない場合は、終日別室で受けることなどを条件に受験を認めることを決めた。6月に公表したガイドラインでは、14日間の健康観察期間中の濃厚接触者の受験は認めない考えを示していたが、会場内での感染拡大リスクは大きくないと判断し、方針転換した。
15日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で了承された。受験を認める場合は、自治体などによるPCR検査で陰性が出ていることや、公共交通機関を利用せずに試験会場へ行くことなどを条件とする。通常の教室で試験に臨む受験生と接触させずに別室まで誘導し、試験監督者らと2メートル以上の距離を保つよう求める。
文科省は、感染が疑われる場合に共通テストの受験を認めるかどうかを判断するためのチェックリストも新たに公表した。試験会場で体調不良を訴え、医師による診断の結果、新型コロナウイルスの特徴的な症状とされている①37・5度以上の発熱②息苦しさ③強いだるさ――の一つでも該当すると判断された場合、当日の受験を認めずに追試に回ってもらう。【大久保昂】