新型コロナウイルス感染者らへの差別や偏見、中傷をなくすため、千葉市は「コロナ差別がゼロのまち宣言」を発表した。
市によると、今年2月~10月上旬に市内で確認された事例は約30件。学校現場では、感染した教員が復職しようとした学校に、「再び教えることは許されない」との電話があったり、感染者の卒業写真がSNSに投稿され、中傷を交えて拡散されたりした。医療従事者を理由とした来店拒否や、感染者が暮らす集合住宅に「コロナが出ました」との貼り紙が掲示されたケースもあった。
千葉市は宣言で、感染者や医療従事者は「守られるべき存在」と強調。市民に正しい知識に基づく冷静な行動を求め、思いやりの気持ちを忘れないよう訴えている。市ホームページやSNSなどで周知するほか、困った時は「みんなの人権110番」(0570・003・110)などへの相談を勧める。