都道府県魅力度ランキング 群馬40位で過去最高も知事「全くうれしくない」

民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京都)が発表した今年の「都道府県魅力度ランキング」で群馬は40位と、2009年の調査開始以来、最高順位となった。ところが山本一太知事は「全くうれしくない。このランキング自体、不適切なもので名前を変えてもらいたい」とご立腹の様子。同研究所は「統計は非常に正確」と胸を張るのだが、一体どんな調査なのか。同じく下位常連の北関東近県の反応は?【道岡美波】
調査は6~7月、全国の20~70代の男女を対象にインターネットで行い、約3万2000人から回答を得た。提示した地域について「どの程度魅力的に思うか」と質問し、「とても魅力的」「やや魅力的」の回答割合を反映するなどしてランキング化する。「何を魅力に感じるかは回答者の主観に任せている」(同研究所)という。
茨城42位浮上 栃木は最下位
群馬は昨年の45位からランクを上げ、今年は鳥取と並んで40位に。北関東の近県を見ると、茨城が8年ぶりに最下位を脱して42位に浮上する“健闘”を見せたものの、昨年43位の栃木は初めて最下位に沈んでしまった。
栃木の福田富一知事が「順位を聞いたとき、思わず『えっ』という大きな声が出た」と驚けば、茨城の大井川和彦知事が「(最下位の)気持ちは分かる。あまり気にせず一喜一憂しないで」と慰める場面もあった。
山本知事は15日の定例記者会見で調査方法などを疑問視。「県庁内にチームを作って魅力度ランキングの中身を検証し、反論したい」と語気を強めた。
調査会社社長「統計は正確」
同研究所の田中章雄社長は取材に「回答者の年代、性別、地域別に偏りはなく、最終的に人口比などに合わせて再集計している。意図的に答えたい地域を選べないようにするなど配慮しており、統計は非常に正確で信頼性がある」と淡々と語った。
市区町村別で草津29位健闘
一方、市区町村別で全国の1000市区町村中29位(昨年は40位)となった県内の草津町ではランキングを好意的に受け止めているようだ。草津温泉観光協会の担当者は県と町の順位について「どんどん上がってきてうれしい」と話した。ただ、「温泉だけで群馬が1位になれるのか。全国一の農産物など魅力はいろいろあるので全体としてもっとPRしていけたら」と冷静に分析した。