新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食店を支援しようと、群馬県は14日夜、前橋市の県庁前広場で屋外での立ち飲み形式でお酒や県内グルメを楽しむ「県庁前sunsetキッチンベース」を開いた。3台のキッチンカーが出店し、県庁職員や周辺住民らでにぎわった。21日と28日にも開催する予定。【鈴木敦子】
キッチンカーで出店した三つの飲食店は、いずれも県が設けた「ストップコロナ!対策認定制度」(通称・マル適マーク)の認定店。初日の14日はから揚げや小籠包(ショーロンポー)などのメニューが並んだ。
会場では検温や手指消毒、「密」回避のレイアウトなどの感染防止対策を実施。県は、このイベントを通じて感染防止に配慮したイベント開催の機運を醸成したい考え。消費者にもマル適マークの飲食店に足を延ばしてもらうよう呼びかけ、コロナ禍で冷え込んだ県内経済の回復を狙う。21日と28日の開催時間は午後5~8時(雨天中止)。
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会場設営などは、県内を中心に公共空間の利活用に取り組む団体「ベース・オン・ザ・グリーンプロジェクト」が協力。2015年から活動する同団体は、自治体が所有する土地などを使って市民や民間事業者が安全で楽しく過ごせる場を作るため、各地でイベントや実証実験を行っている。主宰する秋山麻紀さん=伊勢崎市=が行政と事業者の間で奔走しており、14日も照明やテーブルの設置、客足や出店者側ニーズの調査などを行った。
秋山さんは「訪れた人にとって豊かな時間になり、事業者は利益を得られるような、みんなが喜べる仕組みを作りたい。課題を整理し、地元経済の活性化につなげたい」と意気込んでいる。