千葉県印西市に住む女性(32)が3月から行方不明となり、使用する車の中から血痕が見つかっていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、女性名義の車検証申請書を偽造したとして、有印私文書偽造・同行使などの疑いで夫の会社員小野陽容疑者(47)=茨城県つくば市=を逮捕。女性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、夫からも事情を聴いている。
県警などによると、女性は3月6日に勤務先を出た後、所在が分からなくなり、親族が同9日に行方不明届を出していた。その後、約2キロ離れた千葉県成田市の公園の駐車場で、女性が使用していた車が発見され、車内から血痕が見つかった。
小野容疑者と女性は別居状態だったが、県警は昨年11月、女性から夫婦間トラブルの相談を受けていた。同容疑者は逮捕容疑について、否認しているという。
[時事通信社]