大阪・万博記念公園の遊歩道で倒木 40代の頭を直撃、負傷 樹齢50年で腐食

24日午前11時ごろ、大阪府吹田市の万博記念公園内の遊歩道で、高さ約8メートルの木が根元から倒れ、家族と散策していた40代男性の頭を直撃した。管轄する府の同公園事務所によると、男性は頭から出血し、病院に搬送されたが命に別条はないという。府に記録がある2014年4月以降、同園での倒木によるけが人は初めて。
同事務所によると、現場は公園南側にある幅約4メートルの舗装された遊歩道。倒木の幹は直径約30センチあり、樹齢約50年で腐食していた。府は指定管理者の会社に調査を指示。25日は約20人態勢で園内に他に朽ち木がないか調べる。
同事務所は「負傷された来園者に深くおわびする。再発防止に万全を期す」としている。【鶴見泰寿】