群馬県など北関東で、豚や牛など家畜が相次いで盗まれた事件で、同県太田市に住むベトナム人のグループが関与した疑いがあることが26日、群馬県警への取材で分かった。県警はグループの男2人を入管難民法違反容疑で逮捕し、同市内の住宅を同法違反などの容疑で捜索している。
捜査関係者によると、車の行動履歴やSNSの解析などから、グループが家畜の盗難に関わっている疑いが浮上し、県警が捜査していた。今後、窃盗容疑を視野に調べる。
群馬、栃木、茨城、埼玉の県境付近の半径50キロ圏内では1~9月、800頭以上の家畜が盗難に遭っていた。