28日午前11時55分ごろ、大阪府茨木市千提寺の建設会社「乾開発工業」の資材置き場で、積み上げられていた大量の土砂やコンクリートブロックが崩れ、そばにあった2階建てのプレハブ小屋が押しつぶされた。中にいた男性4人が下敷きになり、防犯機器の設置作業に来ていた会社員、矢内洋さん(42)=滋賀県湖南市=が死亡。同僚の20代男性も負傷し、病院に搬送された。別の建設会社の50代の男性社員2人は、自力で脱出して軽傷。府警茨木署が事故原因を調べている。
同署によると、コンクリートブロック(高さ約1メートル)は土砂が流出しないように周囲に積み上げられていたもので、何らかの原因で土砂ごと崩れ落ちたとみられる。男性らはプレハブ小屋で休憩するなどしていたという。
現場は新名神高速道路の茨木千提寺インターチェンジの北側にある山間部。【安元久美子】