技術習得目的で来日したのに東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業に従事させられたとして、ベトナム人技能実習生3人が福島県郡山市の建設会社に損害賠償を求めた訴訟は29日までに、福島地裁郡山支部で和解が成立した。会社側が計約170万円を支払う内容で、3人を支援する弁護団が東京都内で記者会見して明らかにした。
弁護団によると、3人は2015年7月に鉄筋施工技術を習得する目的で来日したが、16年3月から約2年間、同県郡山市で除染作業をさせられたり、当時立ち入り制限されていた浪江町で下水道配管工事に従事させられたりした。3人は放射線被ばくの危険性について十分な説明を受けていなかったという。
原告の男性(37)は日本語で「(当時は)健康のことでとても心配になった。実習生が安心して働けるようにしてほしい」などとするコメントを出した。
[時事通信社]