大阪市を廃止して4特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が1日、投開票され、反対が賛成を上回り、否決された。2015年に続く2度目の住民投票でも大阪市民の民意は変わらず、1889年の市制施行で誕生した大阪市の存続が決定した。
高齢者や女性などをターゲットとしていた自民党や立憲民主党をはじめとする反対派は、各投票所に反対のパネルを持って立つなど「大阪市をなくすな!」とこの日も投票者に最後のお願い。SNSやネットツールを使う大阪維新の会に対抗し、人海戦術で大阪市民の心に直接訴えかける方法で、勝利を呼び込んだ。
一方、大阪維新の会代表・松井一郎大阪市長(56)は前回に続き2度目の否決を突きつけられた。政治生命をかけて挑んだ松井市長は、投票日も吉村洋文大阪府知事(45)とともに大阪・なんばや天王寺で街頭演説を行い、特に若者をターゲットに投票に行くよう最後の訴えを行ったが、賛成票を取り込むことができなかった。