道内で31日、過去最多となる81人の新型コロナウイルス感染が確認された。日別の最多更新は2日連続。道内の感染者は計3113人になった。札幌市で入院中の70代男性の死亡も発表され、死者は110人となった。
内訳は、札幌市54人▽小樽市2人▽石狩管内12人▽空知管内6人▽オホーツク、釧路管内各2人▽上川、十勝管内、宮城県各1人。
新たなクラスター(感染者集団)は二つで、空知管内の介護施設で30日までに職員と入所者計5人の感染が判明。札幌市の歓楽街ススキノの接待を伴う飲食店1店で従業員と利用客計5人の感染を確認した。ススキノの接待を伴う飲食店関連は計92店342人。
一方、道教委は40代男性職員の感染を発表し、道警も札幌南署地域課の20代男性巡査部長の感染を発表した。小樽市立潮見台中学校は、30日に感染が確認された生徒の通う学級を31日~11月12日、学級閉鎖する。【三沢邦彦、菊地美彩】
指標こだわらず総合的に判断
鈴木直道知事は警戒ステージ2へ引き上げた28日以降、「これ以上感染が拡大すれば、外出自粛などさらに強い措置を取らざるを得なくなる」と危機感を示している。
ステージ移行を判断する目安の一つ、1週間当たりの新規感染者数では既にステージ3の指標を大きく上回る。3に引き上げられれば、感染リスクが避けられない施設や業態への各種自粛など、感染状況に応じて地域・業態を限定した対応や、感染が拡大する地域との往来自粛など、さらに強い要請が出される可能性がある。
使用病床数が指標に達したことでステージ2へ引き上げられたが、鈴木知事は30日、「重症患者は感染確認はずれて表れてくる場合もある。感染拡大の傾向を捉えなければならない」と、指標にこだわらず専門家の意見を得ながら総合的に判断する考えも示した。
2日連続で過去最多を更新した31日、道保健福祉部の広島孝技監は「2週間の集中対策期間が始まったばかり。効果が出るまでには日数が必要で感染状況をみて効果があるのかが判断できる」と述べた。【高橋由衣】