危険ドラッグを販売したとして、警視庁組織犯罪対策5課などは医薬品医療機器法違反容疑で、行政書士の森政敏(33)=埼玉県狭山市=と母親の洋美(58)=同=の両容疑者を逮捕。また、同法違反容疑で、購入者とみられる医師、中田賢一郎容疑者(50)=千葉県市川市=ら男女2人を逮捕した。
森容疑者は「売っていたのは植物の肥料だ」などと容疑を否認。中田容疑者らも「違法なものとは知らなかった」などと話しているという。
森容疑者らは中国から国際郵便で薬物を輸入。インターネット上で植物の肥料などと称し、危険ドラッグを販売していた。平成27年から少なくとも30都道府県160人以上に販売し、2億3000万円以上を売り上げたとみられる。
森容疑者らの逮捕容疑は今年6月13日、東京都内の男性に指定薬物を含有する液体約3ミリリットルを1万6000円で販売したとしている。中田容疑者らの逮捕容疑は9月13日、群馬県内で指定薬物を含有する粉末約0・320グラムと植物片9・619グラムを所持したとしている。