地検護送車から逃走し知人に蔵匿依頼 被告に懲役3年6月の実刑 大阪地裁判決

東大阪市で大阪地検の護送車から逃走し、知人にかくまうよう依頼したとして、犯人蔵匿教唆などの罪に問われた同市の遊技機設置業、大植良太郎被告(43)に対し、大阪地裁は6日、懲役3年6月(求刑・懲役4年6月)の実刑判決を言い渡した。佐藤卓生裁判官は「刑事手続きを軽視した身勝手な犯行だ」と述べた。
判決などによると、大植被告は2019年11月9日、覚醒剤取締法違反などの罪で公判中に保釈を取り消され、東大阪市の大阪府警枚岡署に向かっていた護送車内で「手錠がきつい」と訴え、検察事務官が片方の手錠を外した隙(すき)に暴れて逃走。知人の荻野侯昇被告(38)=上告中=に依頼し、大阪市住吉区の民家にかくまってもらったり、車を提供してもらったりした。
公判で大植被告は「かくまってもらうよう依頼していない」と起訴内容を否認したが、判決は「被告から助けてほしいと頼まれた」などとする荻野被告の証言は信用できると結論付けた。【藤河匠】