【独自】息子の腕にかみついたと母親を誤認逮捕、歯型取り違えた鑑識課を業務指導

滋賀県警が傷害事件の証拠の歯型を別人のものと取り違え、県内の女性(21)を誤認逮捕した問題で、歯型を鑑定した県警鑑識課に対し、県警が「チェック機能が作用していなかった」として、注意にあたる「業務指導」を5日付で行ったことがわかった。
女性は生後約1か月の息子の腕にかみついたとして昨秋、傷害容疑で逮捕、起訴された。息子の腕の傷痕と女性の歯型が一致したとする鑑定結果が有力な証拠だったが、公判で疑義が指摘され、鑑識課員による取り違えが判明。今年9月、起訴が取り消された。
県警幹部によると、県警は同課幹部らが鑑定書を決裁した際に取り違えを見落とした点を重視。組織としての鑑識課を首席監察官による「業務指導」の対象にした。課員については「故意ではなかった」などとして処分を見送った。
一方、女性の代理人弁護士が主張していた取り調べでの自白強要は認められなかった、と結論づけた。