テニス中、ダブルス仲間が心肺停止 AEDなどで救った元看護師ら表彰 山口・岩国

山口県岩国市内のテニスコートでゲーム中に心肺停止になった70代男性を的確な措置で救ったとして、岩国地区消防組合は9日、テニス仲間の平岩真由美さん(69)=同市黒磯町=と、田村弘毅さん(77)=同市南岩国町=に感謝状を贈った。
平岩さんと田村さんは地元テニスクラブのメンバー。10月16日午前、市内の岩国運動公園にあるテニスコートで仲間とプレーしていると、平岩さんとダブルスのペアを組んでいた男性が突然、しゃがみ込んでそのまま前のめりに倒れた。平岩さんは看護師として40年以上働いた経験があり、男性の脈や呼吸を確かめると心肺停止の状態だったため、すぐに仲間に自動体外式除細動器(AED)を持ってくるよう頼んだ。近くにいた田村さんも駆け寄って心臓マッサージに取り掛かり、平岩さんが運び込まれたAEDで電気ショックを与え、田村さんが再度マッサージを続ける連係プレーを展開。男性は一命を取り留め、救急車で搬送され、2週間ほどで退院できたという。
平岩さんらは9日、消防組合消防本部で、冨岡英文消防長から感謝状を受け取った。平岩さんは「クラブの仲間の協力があったからこそできたことです」と話し、田村さんは「呼吸や意識が戻ったときは本当にほっとした」と改めて安堵(あんど)の表情だった。【大山典男】